パートナー
ニューヨーク
猿見田寛米国弁護士は、オリック・へリントン・アンド・サトクリフ LLP ニューヨーク・オフィス所属のM&A及びプライベート・エクイティ・グループのパートナーであり、オリック・グローバル・ジャパン・プラクティスの米国代表である。
米国ニューヨークにおいて、約30年間にわたり米国弁護士として活動し、クロスボーダーのM&A、ジョイントベンチャー、コーポレート・ファイナンス取引、その他の企業法務において、製造、金融、サービス業などの幅広い分野の数多くの日本企業を代理する他、独占禁止法、安全保障審査、製造物責任、知的財産権、労働法問題、及び危機管理対応など様々な法律問題についてもアドバイスを行っている。
Chambers Global で、クロスボーダー案件における専門性が評価され、コーポレート/M&Aの領域で、日米双方の部門(Corporate/M&A - USA (Foreign Expertise in Japan) 及びCorporate/M&A - Japan (Expertise Based Abroad))においてGlobal Top Lawyersに選出されている数少ない弁護士の一人である。
日本企業を代理した主なクロスボーダー企業取引案件には、下記のものが含まれる。
大塚製薬株式会社
株式会社アドバンテストによる総額約11億米ドルにおよぶ半導体テストシステム・ソリューション企業でナスダック上場のVerigy Ltd.の買収
株式会社NTTドコモ
株式会社豊田自動織機による約20億米ドルでのトヨタ自動車米国販売金融子会社であるToyota Motor Credit Corporationのコマーシャルファイナンス部門の買収
株式会社FRONTEOによる25億円のウィズ・ヘルスケア日本2.0投資事業有限責任組合への新株予約権の発行
株式会社三井住友銀行による資産規模約11億米ドルの米国貨車リース会社Flagship Rail Services, LLCの買収
清水建設株式会社による米国不動産投資案件
東レ株式会社による総額約5億8400万米ドルにおよぶ米国炭素繊維メーカーでナスダック上場のZoltek Companies, Inc.の買収
株式会社東芝
● Westinghouse Electric Company(54億ドル)の買収
● Westinghouseの23%の株式を、戦略的パートナー2社であるThe Shaw Group Inc. 及び 株式会社IHI へ12億ドルで売却
● カザフスタンのウラン供給会社であるNational Atomic Company Kazatompromに対して、Westinghouse買収に関わる株式の10%を5億4000万米ドルで売却
● The Shaw Group Incの子会社であるNuclear Energy Holdings LLCからWestinghouseの株式20%を16億ドルで追加取得
日東電工株式会社
古河電気工業株式会社による米国超電導線材会社SuperPower Incを買収
丸紅株式会社による米国牛肉生産販売会社Creekstone Farms Premium Beef, LLCの買収
リンテック株式会社による米国印刷用粘着紙メーカーMACtac Americas LLC社の買収
ニューヨーク寿司チェーン店Sushi of Gariの売却
その他、米国法特別代理人として、日本国内の多くの著名な敵対的買収案件を担当した経験を有する。また、米国証券法が日本のM&A取引に及ぼす影響等に関して、日本企業にアドバイスを行っている。