Orrick Library Seminar Series: 近時のEU及び米国からの制裁に対するロシアの報復措置の法制化に関するアップデートとコンプライアンス上のリスクが高い地域における海外子会社のガバナンスとリスク・マネジメント

Seminar | April.17.2019 | 9:00am - 10:30am (Tokyo Standard Time)

Orrick Tokyo

オリックのグローバル・ジャパン・プラクティスでは、「Orrick Library」と題し、日本のみならず米国、アジアおよびヨーロッパの各地域における様々な分野の法律問題についてセミナーを開催しております。次回のセミナーは、2019年4月17日(水)、午前9時~午前10時半にて開催いたします。

本セミナーでは、オリック・ワシントンD.C.オフィスのロシア弁護士、コンスタンティン・カシアンよりEU及び米国による対露経済制裁に対抗するために導入されたロシアの報復措置について解説いたします。現在ロシア議会で検討されている新たな法案として、大統領と政府による新たな報復措置を採択する権限や、報復措置の遵守又は円滑化のための刑事責任を導入する法案などを紹介いたします。また、各国の対露経済制裁に関連し、ロシアで事業を行う日本企業が留意すべき事項について解説いたします。さらに、東京オフィスのシニア・アソシエイト、松本はるか弁護士より海外子会社(特に法務・行政・政情不安などのリスクが高い地域)におけるガバナンスと、リスク・マネジメントについて講演いたします。

主なトピックは以下のとおりです:

  • EU及び米国の政府により2014年以降に行われている、ロシアの団体、個人、さらには領土に対する一連の制裁措置
  • ロシア政府によるこれらの制裁への報復措置
    • 既に実施されてきた報復措置(ロシアへの特定の貨物の輸入など)
    • 現在検討中の報復措置(反ロシア制裁を遵守する行為に対する刑事責任など)
  • 対露制裁とその報復措置によるEU、米国、ロシアの各市場に関心を持つ企業のビジネスへの影響
  • 海外子会社のガバナンス及びリスク・マネジメント

セミナーはテレビ会議システムを通しライブで行います。講演後に、質疑応答の時間を設けます。

日 時:2019年4月17日(水)9:00 am – 10:30 am (開場および受付開始8:45 am)
会 場:オリック東京法律事務所(アクセス)
講 師: ワシントンD.C.・オフィス、ロシア弁護士、コンスタンティン・カシアン及び東京オフィス、シニア・アソシエイト、松本 はるか
言 語:英語
費:無料
申込締切:2019年4月15日(月)

※1 当セミナーのプレゼンテーションは英語で行われますが、東京オフィス訴訟グループの矢倉 信介弁護士(第一東京弁護士会)が適宜、日本語で質問等にお答えいたします。

※2 このプログラムは米国ニューヨーク州及びカリフォルニア州のCLEクレジットの対象となっています。

CLE Credits Available: Y